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2005年

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新井苑子+中山尚子+村松真理子コラボレーション展

2005年12月13日(火)~ 2005年12月25日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

新井苑子 , 中山尚子 , 村松真理子

松真理子さんの現実と幻想のはざまを撮った
魂の秘境ともいえる写真に魅せられ、私と中山さんがその写真の上に
インスピレーションの赴くまま絵を描きました。
三人の心に映った風景の旋律を楽しんでいただければ幸いです。
新井苑子

さあ、大変な展覧会に参加することになりました。
イラストレーターとして大先輩の新井苑子さんと肩を並べての制作。
それに加えダズルのオーナー村松真理子さんの撮られた
ドラマチックな写真とのコラボレーションとは・・・
気の抜けない制作が始まりました。
新井さんはどんな仕掛けで創られるのか気になりながら
村松さんから頂いた七枚の写真を前にして
日々、悶々と思案しております。
写真は全てが完成された隙のない作品です。
これにどんなアイデアで挑めば写真の良さを生かし、
写真にプラスされたイラストが必然となるのでしょう・・・
ギリギリの挑戦を仕掛けたいと思います。
さてさてどんな作品が誕生するのか、楽しい展覧会になりそうです。
中山尚子

画廊を始めて3年。
素晴らしい方々との出会いの結晶のような今回のお話でした。
とても嬉しい反面、恐れ多くて身が縮みました。
この機会を与えてくださったお二人に心から感謝いたします。
村松真理子

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築地 仁「垂直状の、(領域)・05」

2005年11月29日(火)~ 2005年12月11日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

築地 仁

 
この写真展は、2004年 当ギャラリーで好評を博した
「垂直状の、(領域)・04」の2005年版だ。
今回の写真展では、1975年上梓され、内容・構成・造本で
その時代を画した、築地仁写真集「垂直状の、(領域) 」の
コンセプトを踏襲しながら、新しい試みに挑戦している。
それは、写真の面白さや豊かさの原点に還り、
感じ取った新しい都市像を、築地仁の写真的な感覚や感性を、
尖鋭な写真意識で、見える形にして展開することだ。
そのモノクロプリントをみると、築地 仁が探査している
<都市が動く時のダイナミズムとは何か>ということが、
視覚の抽象性や視線の内面性をとおして、
写真像の中に浮かび上がっているのが分かる。
モノクロ印画紙の上に鮮鋭に焼き付けられた、その都市の画像は
静かで、深く、美しく澄み、多様で豊かな意味をはらんでいる。
今回の写真展は撮り下ろしたモノクロ約25点の作品で構成される。

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セキネ トシオ「となりのチベット人-TIBETAN IN JAPAN-」

2005年11月22日(火)~ 2005年11月27日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

セキネ トシオ

大部分の日本人はチベットと聞いても、そこがいったい何処にあるのか
世界地図でその位置を正確に確認できる人はわずかだと思います。
それほど日本ではまだ馴染みが薄く、
チベットの現状を正確に記した文献や歴史書も少ないようです。
現在、チベットという国は存在しません。
1950年代チベットは中国の政略によって国を失いました。
しかし、多くのチベット人は現在も世界中のいたるところで
独自の文化を継承しつつ、さまざまな分野で活躍しています。
そして私たちの身近にも、多くのチベット人がいます。
これは、今日の日本で生きる彼らとの交流の記録です。

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市村 伯子「MAJEIRA – 夜の手-」

2005年11月08日(火)~ 2005年11月20日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

市村 伯子

古い日本の絵巻や屏風絵の様に、書物は頁で区切られる事なく、
平面の枠付け、空間の仕切りを無くしてしまえば、
水や草や花、ドレスやベットや肉の欠片さえ
すうっと入って行くことが出来る。

現実空間に設えられたうつろな世界は、そこに河の様に延べられ、
宗教的倒錯にも似た聖空間へと入り込む扉となる。
私は私自身の極私的な過去の裡から、
現実を超え永遠の扉をノックして心象風景を見つめていたい。

その物語の中でなら、寄る辺なく踏みとどまる
このありふれた世界の中で
狂人も幽霊も、悪スレスレに腐敗寸前の少女も、
死と再生を繰り返しながら異界をさまよい
奈落に沈み込んでしまう事はない。

夜の手のひらの上、結末の無いお喋りが時として文字に化け、
辺りに蠢く気配の経験を提示してみたい、と思います。

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「酒のある風景」

2005年11月01日(火)~ 2005年11月06日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

安西 水丸  , 信濃 八太郎 , 田沢 ケン  , 三井 ヤスシ  , 山崎 杉夫

信濃君、田沢君、三井君、山崎君は、
ぼくが20世紀終りから21世紀はじめにかけて講座を持った、
朝日カルチャーセンター横浜の教室で出会った友人です。
それぞれが独特な画風を持っていますが、共通しているところは、
今まで実にトンチンカンな生き方をしてきたことです。
そのトンチンカンが今後プラスな形で生きてくることを祈り、
この展覧会を思いつきました。
前途洋々のきっかけになればとおもっています。
              安西水丸

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クリ8企画展VOL.8「七味表具店」

2005年10月25日(火)~ 2005年10月30日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

宮川 いずみ、東 千里、近藤 みわこ、
深川 行敏、堀口 珠美、HASEKO、
斎藤 美奈子

日本の伝統色と表具をテーマにしたクリ8企画展第8弾。
日本の伝統色(山吹色、猩々緋、桔梗色、瑠璃色・・・)を
テーマにイラストレーター作品による、襖、屏風、行灯などの
オリジナル表具を展示販売する企画展。
クリ8を代表する個性溢れる7名のイラストレーターが、
日本の伝統と現代のイラストレーションの融合にチャレンジする。
新しい感性で魅力溢れる表具の数々がギャラリーDAZZLEにて
1週間限りのオリジナル表具店として展開される。

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渡辺 幸恵 「鳩とか夢とか」

2005年10月18日(火)~ 2005年10月23日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

渡辺 幸恵

帰り道にふと見上げた夜空に、満月を見つけたり
道端で、薔薇がひそやかに咲いているのに遭遇したり
駅に急ぐ人々の流れをよそに、鳩がテケテケ走っていたり
まだ桜の咲いていない公園で、一面の菜の花畑を見つけたり
楽しいことも、つらい事も、毎日いろんなことがあって
そんな中で出会えた愛しさを、
絵を描くことで伝えられたらと思っています。

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伊藤 美奈子「Collection of View」

2005年10月11日(火)~ 2005年10月16日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

伊藤 美奈子

散歩の合間、旅先での小休止、目に移った風景を
そこに吹いていた風とともに残しておきたい。
そんな日々のアルバムを色鮮やかなリトグラフで表現しました。

キーワードは窓と雲。
「窓からの風景」「窓辺の景色」「春の空」「夕焼け雲」
Minako's Worldへどうぞ遊びにいらして下さい。
もしかして、普段気にせず通り過ぎて居た街角に出会うかもしれません。
あなたのお気に入りの風景を見つけていただけたら幸いです。

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多田 敬一 「翼」

2005年10月04日(火)~ 2005年10月04日(火)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

多田 敬一

北九州市生まれ
大阪芸術大学インダストリアルデザイン卒業
卒業後上京し、おもちゃの会社でアニメ企画、男児玩具デザイン、工業デザインの会社で「学研の科学」付録のデザインを
てがける。
1990年フリーランスのイラストレーターとなる。
2004年から広告代理店勤務。

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あずみ虫「HA-KU-CHI」

2005年09月27日(火)~ 2005年10月02日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

あずみ虫

キュート、エロティック、やわらか、冷たい、嘘、ほんと、
気まぐれ、完璧な美と反比例する社会性、幻想的、物質的、
あこがれ、嫉妬、計算、自分の世界の中だけで生きる、
はかない、たよりさなげ、気品、様々な女のカタチをテーマに
ブリキ板を素材に使った技法で表現しています。
白痴は差別用語かもしれない。
しかし私はこの言葉に妖しげな魅力を覚えて禁じえません。
そして様々な女のカタチとこの言葉が
何故だかぴったりと結びついたのでした。
彼女達一同、ご来場をお待ちしております。

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小池 亮子、馬場 ひろみ、鳥居 恵理「F0(エフゼロ)100枚3人展」

2005年09月20日(火)~ 2005年09月25日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

小池 亮子  , 馬場 ひろみ  , 鳥居 恵理

女子美術大学日本画専攻4年に在籍している、
小池亮子、鳥居恵理、馬場ひろみの3人によるグループ展です。
F0(18cm×14cm)サイズという小さな絵を3人で100枚描きました。
かばんにすっぽり入るこの小さな画面に、日頃私たちが惹かれるものを1つ1つ丁寧に描きたいと思っています。
三人三様の100枚の絵を織り交ぜ、粗密を考えて展示し、
3人展ならではの世界観を出したいと考えています。
まだ未熟な学生ですが、卒業を控えた節目の年に行うこの展覧会を、今後の変化・発展の契機になるものにしたいと考えております。是非ご高覧下さい。

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成瀬 功「Sumposion-饗宴-」

2005年09月06日(火)~ 2005年09月18日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

成瀬 功

モノクロリバーサルフィルム「SCALA 200」を使用。
コンピューターで画像を合成したのではなく、
ポジフィルムを2枚を合わせてプリントした作品。
花の美しさ(カラー)と現世(モノクロ)を対比させることで
美醜、賢愚全てを受け入れて生きようとする作者の心を現す。

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岡本 典子「彼女たちの午後」

2005年08月30日(火)~ 2005年09月04日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

岡本 典子

長崎県生まれ
武藏野美術短期大学商業デザイン卒業
グラフィックデザイナーのアシスタントを経て、
イラストレーターのフリーになる。
おもに女性誌、単行本、広告などの分野で活動する。

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山中カメラ「カメラの若大将」

2005年08月23日(火)~ 2005年08月28日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

山中カメラ

品質と信頼の山中カメラです。
自作の写真、音楽、映像をプロジェクターで投影しながら
演奏、歌唱、パフォーマンスを披露いたします。
今回はカメラで寿司を握るお馴染みの「カメラ寿司」
パフォーマンスに加え、新作も多数ご用意して
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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橋本 恵美子「Image・形象」

2005年08月02日(火)~ 2005年08月14日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

橋本 恵美子

私には、都市の中で発見し、
記憶に残しておきたいと思う事物、物体、物質がある。
それらで構成される空間は、私の視覚を刺激し、
撮影されることを求めているようだ。

私の視覚に「美」的な刺激を引き起こす、
ある種の限られた場やモノは、極端にミニマムで、
都市の日常的現実の深い襞の中に潜んでいる。

例えば、地表に引かれた黄色いパーキングライン、
歪んだコンクリート、ステンレスの壁、
工事現場のひからびた草木を撮っているが、
それらは無機的で、人々には何の感動も与えず、
いつか記憶から消えていくモノたちだ。
しかし、その歴史的、芸術的価値を持たない
モノたちの「場」の痕跡は、一切見るものに媚びない
強さがあり、私の視覚的な冒険を満足させてくれる。

今回の橋本恵美子写真展「Image・形象」で
描きたいことは、都市の中の事物、物体、物質は
「そこにあるだけ」であり、私は「それを撮るだけ」
と言うミニマムな写真行為の中から、
誰も残すことのないはずの
<私の現在と現場>を記録することである。

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遠藤 晶「Medina」

2005年07月12日(火)~ 2005年07月24日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

遠藤 晶

香辛料のきつい匂いが漂う、
迷路のように入り組んだ、細く暗い路地。
ミナレットから祈りを呼び掛ける
アザーンの大音響をバックにメディナを歩く。

1000年も前から変わらぬ街の姿は、
訪れた日にはとても幻想的で非日常的に感じられたが
日がたつにつれ、僕にとっても現実の世界となっていった。

旅を終え、暗室でのプリント作業は自分自身の旅の追体験である。

ある人には共感を抱いてもらえるかもしれない。
ある人には無節操な写真に見えるかもしれない。
そういうものを求めて旅をしている。

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鈴木 光雄「progress」

2005年06月28日(火)~ 2005年07月10日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

鈴木 光雄

身体の動きや顔の表情、台詞をストイックに削ぎ落とし、力強い存在だけを演ずる能楽。
空間にすべてを描ききらないことで、より深遠な世界観を表現する日本画。
そんなシンプルさの奥に秘められた多様な感情や深い内面性の表現を探究したいという思いから、今回の作品群は生まれました。作品制作にあたり、音楽家が楽曲のイメージにあう楽器を
選択するように、まず撮影機材を吟味することからはじめました。
そして偶然出会ったのが、最小限の機能しか持たない木製の大型カメラ、柔らかく独特な描写をする約70年前に製造されたレンズ、心の濃淡やゆらぎを定着してくれるポラロイドフィルムでした。これらは植物の存在、私自身の心の奥底に秘めた感情を明確に表現する手助けをしてくれただけでなくより多くの可能性をわたしに示してくれたのです。

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クリ8企画展VOL.4「エシリトリ」

2005年06月21日(火)~ 2005年06月26日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

伊藤さちこ 堀口珠美 清水 沙 先斗ポン太
丹下京子 ユカリンゴ クボ桂汰 古夜冬考
永井和夏子 宮川いずみ

夏への期待がふくらむこの季節。
「クリ8」の声掛けで集まった13人のイラストレーター。
コトバのチカラが人をつなぎ、絵のチカラが語りだす。
ぐるぐるまわるよ、エシリトリ。
今年の夏は、どんな夏??

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灘本 唯人 井筒 啓之 ごとう えみこ「時代劇 三人衆」

2005年06月14日(火)~ 2005年06月19日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

灘本 唯人  , 井筒 啓之  , ごとう えみこ

時代劇といえば、風情があって人情があって色艶ぽい。
現代のエロチックとは一味ちがうものを
イラストレーター三人で繰り広げます。

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アンドレア・ストリアネ-ゼ マリオ・サント-ロ「未知の飛行」

2005年05月31日(火)~ 2005年06月12日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

アンドレア・ストリアネ-ゼ Andrea Strianese  
マリオ・サント-ロ      Mario Santoro

-INNER JOURNEY- VIAGGIO INTERIORE-

この作品展は、旅への情熱を共有する芸術家であり
写真家でもある二人が出会った結果です。
写真という仕事を生活の糧として、いろんな場所へ旅を続けましたが、私達は普通の人とは違った感覚を旅に見出そうとし、
人間性の探検家として旅をしてきました。

ある時、二人とも旅は「意識と魂の状態」であると気がつきました。つまり旅は外の世界のものだけではなく、内にもある。
この作品展はその結果であり、未知の方角への内なる旅であり、最も冒険的な場所である我々の思考の深淵への探求と
発見であると考えています。         

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尾形 幸恵「シラサギ メモ ライフ」

2005年05月24日(火)~ 2005年05月29日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

尾形 幸恵

何気ない生活の中で、ひょんな速度で飛び込んでくる
ことば、かたち、色、そして人との出会い。
そんな時、私は胸がきゅんとする。
思わず声に出して「きゅん」と言ってしまうこともある。
毎日その「きゅん」をイラストメモしながら
中野区白鷺ハウスで生活している。

イラストを通して私がひっそりと
楽しく生活している様子が伝わるだろう。
いつもお世話になっている方々や、はじめて出会う方々にも、
楽しんでもらえるような初個展にしたい。

イラストの他にもあっ!と驚く「メモ釣り機械」を
ご用意してお待ちしております。

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橋本 祐矢「二番目に見た風景 Vol.0」

2005年05月10日(火)~ 2005年05月15日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

橋本 祐矢

   
「心は使うものじゃないよ」と僕は言った。
「心というものはただそこにあるものなんだ。
風と同じさ。君はその動きを感じるだけでいいんだよ」
(村上春樹 著『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 より)

最高の一瞬をおさめるのなんて僕には出来ない。
最高の一瞬は、まず自分の両目で見てしまうから。
ホントならそのまま通り過ぎて終わっちゃうかもしれないし、
それでいいと思うし、その方が素敵だ。
ひとしきりの感動のあと、ふと気づき、慌ててGR1を鞄から取り出し、夢中でシャッターを切る。

だから、一番いい瞬間ってのは、いつも僕の心にあって、
ここにある写真たちはいつも1、2テンポ遅れている。
そして確実にその空間から切り離され、時間が経過し、
別の場所に移されているモノ。
「二番目に見た風景」
これが本来のスナップ写真だと思うし、これが今の僕の写真なんだ!

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「5doors」

2005年05月03日(火)~ 2005年05月08日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

田中 誠  , 荒川 奈津季  , 広瀬 佳奈 , 山田 彰子  , 渡部 有香

よいにおいに誘われて、思い切って呼び鈴を鳴らしたら、
素敵な人が迎え入れてくれた。
誰かにノックされて思わず扉を開いたら、
土足で踏み込まれて、思いもよらぬ傷を負ってしまった。
重厚でしかつめらしい扉の内側は、拍子抜けするほど心安い空間だったり、
きらびやかな扉も中に入るとただのハリボテだったりして。

この世界には限りない数の扉があって、そのむこうにはいつも、
私たちの浅はかな予測なんて及びもつかない風景が広がっている。
誰が待ってる?何が起こる?
そして、誰を、何を迎え入れる?
そんな期待を胸に、私たちはカメラのシャッターで世界の扉を叩く。

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SAL 「GIFT」

2005年04月26日(火)~ 2005年05月01日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

SAL

あるとき、色を一度にまとめて並べたものを一枚の絵として描いたらどうだろうというアイデアが浮かびました。
それなら題材は「色が芽吹く」印象のある春がいいと思い、
その色を運んでくる「春風」をテーマに試行錯誤を始めました。

それと同じ頃、自分の絵を少しでも多くの人に見てもらいたい
という思いもあり、絵を持参して全国を旅しようと思い立ちました。僕は旅も好きで人と会うのも好きなのですが、話すのがうまい方ではありません。もともと人と話すきっかけに絵を描き始めたし、そのおかげでたくさんの人とも出会えました。
だから今回も絵を各地に残していきたいと思っていました。

この二つの思いが繋がって[GIFT]というものが出てきました。
これはお互いが知り合うきっかけに「贈り物をする」という発想です。

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成瀬 功 「trans」

2005年04月12日(火)~ 2005年04月24日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

成瀬 功

写真を始めた頃、カメラは私と世界を結ぶ触媒だった。
暗室で秘かに浮かび上がる虚像は、私の声なき言葉だった。
現実がどんどん希薄になっていくなかで、私の危うい自我は
写真というかたちをして、世界と接触することができた。
その頃の作品を、今回初めて個展で外に出すことになった。

実在するものしか映すことのできない写真の前では
撮るものも観るものも、等しく傍観者であり、体験者になる。
写真はそれ自体が触媒となって、人と人とを結びつける。
そして時に、観るものが自身と出会う鏡にもなる。

私の写真が、今回の個展がそんな出会いの機会になれればと思う。

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