近年、デジタル機材の普及や社会のＩＴ化により、
写真は今まで以上に身近な物となった。
携帯電話のカメラ機能で撮影し、それをインターネットサイトに
ＤＬすることに比べれば、プロジェクターを使って壁面に写真を
投影する行為はむしろ古典的である。
しかし写真を映像化することによって発生する時間軸の存在を
考えるとき、そこに写真の未来を暗示する何かがあるように
思えてならない。
「動画と静止画」、「オリジナルとコピー」と言ったことが
極めて曖昧になっている時代に、
写真がどのように存在しうるのかを探って行きたい。
「Casting Shadows」とは文字通り、
自己に影を投げかけることである。

斉藤圭太

上映時間 --- 　 約１時間30分（途中休憩10分）
 
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土、日： 　 13:00 15:00 17:00 19:00