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築地 仁 写真展 「垂直状の、(領域)・07」

2008年01月08日(火)~ 2008年01月20日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

築地 仁

この写真展は、2007年当ギャラリーで好評を博した「垂直状の、(領域)・06」の2007年版です。
今回の写真展では、1975年上梓され、内容・構成・造本でその時代を画した、築地 仁写真集「垂直状の、(領域)」がとらえた、写真独自な表現意識の問題に切り込み、それを開こうとするコンセプトを踏襲している。
築地 仁が「垂直状の、(領域)・07」で求めたことは、都市に生きることとは何かを追求しながら、写真のセンチメントの鋳型にはまらず、レンズの描写力をマキシマムにつかい、厳しいフレーミングで、モノクロプリントの中に被写体意味を凝縮し、変動する情報産業化した都市と、その状況の中に浮遊するヤルセナサの本質を探ろうとしている。
その視覚の抽象性は、無意識の中の意識を呼び覚まし、<2007年の都市の現在>に対峙している。
今回の写真展は撮り下ろした約22点の作品で構成される。

<略歴>
1947年神奈川県生まれ。1979年島尾伸三、金子隆一らとCAMERAWORKSの活動を始める。
写真同人誌「camera works tokyo」を企画、編集、発行。
2002年橋本恵美子と「e,j et je 」(ウジエジュ)の活動を始める。
1985年第35回写真協会新人賞を写真集「写真像」で受賞。
1997~98年アサヒカメラ「クラシックレンズ・コンテスト」の選評人。
2004年月刊フォトコンテスト審査員。
2008年アサヒカメラ「月間コンテスト・モノクロプリント」選評人。
現在日本写真芸術専門学校、アートグラフ・フォトスクール講師。


 


<主な個展>
1976年「垂直状の、(領域)」 " Vertical,(DOMAIN)"(ギャラリー プリズム 東京)
1993年 「単子 MO年NADE 」(ツァイト フォト サロン 東京)
1993年 「単子 MONADE Ⅱ 」(ピクチャー フォト スペース 大阪)
1993年 「旗旗 1KIKI 」展(モール 東京)
1993年 「視界 SCAPES 」(ツァイト フォト サロン 東京)
1994年 「無調の手」 " Mucho no Te (Atonal Hands) "(ツァイト フォト サロン 東京)
1995年 「皮表」 " Surface(ツァイト フォト サロン 東京)
1995年 「モノ・カオ・反物語」 " Obujects ,Face and Anti-Narratives  -Rethinking 
     Modernism "(東京都写真美術館 東京)
1997年 「空巣都市Ⅱ kusoutoshi Ⅱ」(ギャラリー Aya 大阪)
1998年 「母型都市・横浜 Mother Police City YOKOHAMA 」(パストレイズ 横浜)
1998年  「築地 仁の現在 <いま・なぜ・ここに> 1974?1998 」 " HITOSHI TSUKIJI
     RETROSPECTIVE 1974?1998 "(写大ギャラリー 東京)
1999年 「BOTANY 鎌倉の植物 」( 北鎌倉ワイツギャラリー 鎌倉)
2001年 「単子 MONADE Ⅲ 」(ギャラリー アートグラフ 東京)
2002年 「都市の境界 mother-police end 」(ギャラリーアートグラフ 東京)
2003年  三人展「掌の宇宙」(ダズル 東京)
     「Still Life  e, j et je 築地 仁+橋本恵美子」(ポラロイド・ギャラリー 東京)
     「垂直状の、(領域)・03」(ダズル 東京)
2004年 「垂直状の、(領域)・04」(ダズル 東京)
2005年 「垂直状の、(領域)・05」(ダズル 東京)
    「水平彷徨」(ギャルリ ドゥミ・ソメーユ 東京)
2007年 「垂直状の、(領域)・06」(ダズル 東京)


 


<主な写真集・著作など>
・ 「垂直状の、(領域)」 1975年 自費出版
・ 「海光」 1980年 CAMERA WORKS
・ 「写真像」 1984年 CAMERA WORKS
・ 「TOSHIBA」(ルイス・ボルツとの共著) 1989年 UPU
・ 「都市の遠近」 1990年 東方出版
・ 「関西のモダニズム建築20選」 2001年 芦屋市立美術博物館 
・ 「関西のモダニズム建築20選」 2001年 淡交社 
・ 「使うコンタックスレンズ」 2001年 双葉社


 


<コレクション>
東京国立近代美術館、東京都写真美術館、川崎市民ミュージアム、国際交流基金、プリンストン大学


 

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