home > exhibitions > 宇野亜喜良キュレーション 「花・優しい歌」展
041005_m

宇野亜喜良キュレーション 「花・優しい歌」展

2004年10月05日(火)~ 2004年10月17日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

宇野 亜喜良 和田 誠 門坂 流
ヒロ 杉山 小渕 もも 野村 直子
中澤 由美子 豊永 有希

いまや「花」というモチーフは
「平和」や「愛」という観念を付帯した、
むしろ前近代的で没個性的なイメージもありますが、
しかし花をみつめていると、もう少し個人的な感覚としての
「優しさ」とか「エロス」とか「靜謐さ」とか
「激しさ」というような、さまざまの貌をみせてくれます。
このグループ展ではそれぞれの「花」の
固有の世界を描いていただきます。

キュレーター 宇野 亜喜良

 宇野 亜喜良 UNO Akira 
1934年名古屋生まれ
1952年名古屋市立工芸高等学校図案科卒業カルピス食品工業の広告課を経て、
1960年日本デザインセンター設立とともに入社。
1964年日本デザインセンター退社。横尾忠則、原田維夫と共にスタジオ・イルフィル設立、
1965年解散、同年スタジオRe設立、また、灘本唯人、原田維夫、山口はるみ、山下勇三、横尾忠則、和田誠等と東京イラストレーターズ・クラブを設立する。
1980年後半より個展多数開催。また舞台芸術の分野でも活躍。


 主な受賞
1982年講談社出版文化賞挿絵賞
1989年サンリオ美術賞
1992年第6回赤い鳥挿絵賞等。
1999年紫綬褒章受章


 主な著作
『あのこ』(1996年 理論社/文・今江祥智)
『宇野亜喜良マスカレード』(1974年 美術出版社)
『王さまのねこ』(1988年 文化出版局)
『LUNATICO』(1990年 新書館)
『宇野亜喜良全エッセイ・薔薇の記憶』(2000年 東京書籍)
『宇野亜喜良60年代ポスター集』 (2003年 ブルース・インターアクションズ)
『壜の中の鳥』(2003年 アートン)
『上海異人娼館』(2004年 アートン)
『ジャミパン』(2004年 アートン)


  和田 誠 WADA Makoto 
1936年生まれ
1955年 多摩美術大学入学在学中に日宣美賞を受賞。
1959年 ライトパブリシティに入社 
1964年 短編アニメーション「殺人」を制作、 毎日映画コンクール大藤信郎賞受賞
1965年 雑誌「話の特集」にADとして参加
1977年より「週刊文春」の表紙を担当
1989年 「快盗ルビイ」の監督でブルーリボン賞受賞
1993年 著書「銀座界隈ドキドキの日々」で 講談社エッセイ賞受賞
1994年 菊池寛賞受賞
1997年 毎日デザイン賞受賞


  門坂 流 KADOSAKA Ryu 
1948 京都市に生まれる。
1968 東京芸術大学油絵科入学。
1973 鉛筆・ペン画で創作活動を始め、 主に書籍の装幀や雑誌の挿絵などグラフィック関係の 仕事において、ドローイング作品を発表する。
1985 この頃から銅版画による線の表現に惹かれ、 エングレーヴィングの技法を研究。
1988 ドローイング集『風力の学派』(ぎょうせい)刊行。
1990 『ビュランによる色彩銅版画集 水の光景』 (ぎょうせい)刊行。
1999 朝日新聞朝刊小説「百年の預言」の挿絵を担当し、 翌年記念画集を朝日新聞社より発行する。


 主な個展
1987 INAXギャラリー、東京
1988 ガレリア・グラフィカ、東京
1990 ガレリア・グラフィカ、東京
1991 伊勢丹新宿店、東京
1992 玉川高島屋アルテ・スパッツィオ 、東京
1993 ギャラリ-ポート、東京
    ギャラリーアルチザン、大阪
    ガレリア・グラフィカ、東京
1999 かねとう、東京
2000 ギャラリー・ポート、東京
    伊勢丹新宿店、東京
    国際デザインセンタ-・デザインギャラリ-、名古屋
    セルフソウアートギャラリ-、大阪
    アートギャラリー・デボラ、大分
    HB GALLERY、東京
    ギャラリーハウス.マヤ、東京
    下総屋画廊、千葉
    木ノ葉画廊、東京・神田
2001 松明堂ギャラリー、東京
    在墺日本大使館文化広報センター、
    ウィーン・オーストリア
2002 スパンアートギャラリー 東京
2003 東京アメリカンクラブ Genkan Gallery 、東京
2003 松明堂ギャラリー、東京
2004 不忍画廊、東京


  ヒロ 杉山 Hiro SUGIYAMA 
1962年東京生まれ。
東洋美術学校卒業後、湯村輝彦氏に師事。
'87年谷田一郎と近代芸術集団結成。
'97年エンライトメント設立。
フリーペーパー「トラック」「ディスプレイ」出版。
主な仕事。パルコグランバザール、ホンダHR-V、宇多田ヒカル、スケッチショウ。TIS会員。


   小渕 もも OBUCHI Momo 
桑沢デザイン研究所卒業   パッケージデザイナーを経て、
1980年以後フリーランスイラストレータとして現在に至る。
女性誌、広告などで女性を描く仕事が多い。
他に、布のプリント柄、陶器の柄、レース刺繍の柄のデザイン等も手掛ける。


 主な著作
『サンフランシスコの花』(2004年 ユーリーグ)
『ずっとずっと空の彼方までも行っている気分なのです』 (2003年 アートン)
『ぼくがまどをあけたら』(1989年 フレーベル館/文・森山京)


  野村 直子 NOMURA Naoko 
1984年 武蔵野美術短期大学油絵科卒業
1986年 同大学油絵専攻科卒業
1988年 服飾デザイナーを経て渡仏
1993年 5年間のパリ滞在後帰国
フリーランスとして、イラストレーション、オブジェ、衣装などデザインなど美術の仕事をする


 主な展示2000年 「薔薇の樹展」カフェデロジェ(国分寺)
2001年 「緑のクローゼット」ギャラリーモンスイユ(恵比寿)
2002年 「少女頌」スパンアートギャラリー(銀座)
 同年よりダンスエレマン(宇野亜喜良芸術監督作品) オブジェ制作
2003年 「私の劇場」ギャラリー北村(青山)
    「七月の手帖」ギャラリーまぁる(恵比寿)
2004年 「OPERA」フィオーレの森ギャラリー(神奈川)


   中澤 由美子 NAKAZAWA Yumiko 
1963年 福岡県生まれ 大阪育ち
1985年 大阪デザイナー専門学校卒業
    グラフィック・工業・テキスタイルデザイナーを経て
1988年 上京 フリーイラストレーターとなる。
    玄光社「イラストレーション」誌主催 チョイス入選


  主な展示
1990年 個展「Tenderly」/ギャラリーハウスMAYA
1991年 企画展「挿絵のためのイラストレーション」/ギャラリーハウスMAYA 
    個展「偏食」/ギャラリーハウスMAYA
1992年 企画展「パステル四人展」/大阪メッセージギャラリー
1993年 個展「Plants」/ギャラリーハウスMAYA
    企画展「エロティシズムの地平線」 /ギャラリーハウスMAYA
1995年 グループ展「ブラジル展」(多摩川高島屋)
1996年 企画展「WATER」/黒部市美術館 
    グループ展「石の上にも10年展」/ガーディアンガーデン
1997年 個展「日々」/ギャラリーハウスMAYA
1998年 企画展「鳥展」/南青山画廊
1999年 企画展「永遠の子供たち展」/ギャラリーハウスMAYA
2003年 グループ展「collect flowers」/tray
     個展「eros de noir」/gallery ef
2004年 個展「eros de noir-FLEUR-」/gallery house maya


   豊永侑希 TOYONAGA Yuki 
武蔵野美術大学 日本画科卒業後、
植物画家(豊永ゆき)として雑誌、広告などで活動。
共著「バラの園を夢見て」を出版後は"オールドローズ愛好家"
としてのエッセイ、写真を含めた仕事が多い。
近年はテンペラ混合技法による「板絵」制作に活動の中心を移す。
植物画倶楽部「水彩花譜」主催。


  主な展示
2000年 「水彩花譜」
2003年 「薔薇譜」
2004年 豊永侑希[板絵]展
2003、04年 丸善 Wild lif Art 動物植物画展

トップに戻る