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トロイ・シェファード 「THE MAN OF THE CROWD」

2006年01月10日(火)~ 2006年01月15日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)

トロイ・シェファード

Troy Rocco Shepherd

最初に写真を始めたのは1991年で、その時は単に趣味だった。
もっと深く勉強すると、もっと写真の虜になっていった。
2000年にダービー大学の写真学部を卒業し、
その後日本の千葉で英語教師として勤務した。
休みのときなどは写真を撮り続けた。
というのも、この不思議な国で
自分の身のまわりのものを写真に収めるという行為は
自分のまわりの世界を理解し知るうえに
欠かせないものだと気が付いたからだ。

日本で二年働いた後、中国の成都へ渡った。
そこでは、完全なアウトサイダーになったような気持ちがした。
この感情と対峙しながら写真は撮り続けた。

写真は他人に見せたことが無い。
それはどちらかというと自分にとって
(異国への順応)治療のようなもの。
ヴューファインダーを覗いてシャッターを押す・・・

二年間の中国でチベットにも足を運び、
そしてその後、韓国へ渡った。
そこでも沢山、写真を撮った。
韓国語、中国語や日本語を喋れないということが、
自分に何か他者にはない目線で
この世界を見ることができたと思う。

そして今2005年3月にから再び日本へ戻り、
自分の写真を発表するべきだと思い始めた。
そうすることで、私の感じたもの、感動したものを
写真を通してみんなと共有し、そして私の感じたことを感じて欲しい。

まだ、アウトサイダーという感じは拭い去ることはできないし、
日本の生活に完全に溶け込むことはないだろう、
でもいつでも観察している。
そして、旅を続け、写真も撮り続けるだろう。
私の夢は、中国人、日本人そして韓国人が平和に共存することである

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